年長児うめ組さんが、岩手県の郷土料理「すいとん作り」に挑戦しました。
コロナで当初計画が1度延期となり、やっと今月開催することができました。
講師を務めてくださったのは、うめ組に在籍する園児のお父さん！
市内の“すいとんの匠のお店”をされていて子どもの食育活動にも造詣が深く、
今回園児向けの指導を快く引き受けてくださりました。

お仕事の話、すいとんの話などを聞いてから、
まずはにんじんの皮むき、きのこの下準備。
「にんじんの皮もおだしに使うからね、野菜は捨てるところがないんだよ」
と教えていただき、大切に皮をむいていました。

次にすいとんの生地づくりを目の前で見学！
できた生地を1人ずつに分けてもらって、「ひっつむ」作業をしました。
どんなかたちでもだいじょうぶだよ～、失敗なんてないよ～と声をかけられながら、
慎重に慎重にひっつんでいました。

すいとんは２つの味でいただきます。
あたたかいおだしに、野菜ときのこがたっぷり入ったすいとん汁と、
自分たちで摺ったごまだれに和えた甘いすいとん。
作っている間、おだしの良い香りと、ごまの香ばしいにおいが、園内に広がっていました。

秀衡塗のお椀と箸置きもご用意いただき、
いつもの給食とは違う雰囲気で、本当に美味しくて、みんなニコニコでした。
普段はきのこ嫌いの子が、おかわりしてたっぷり食べる姿も！

自分たちも一緒に作った、おいしいものを頂けたこと。
すいとんや秀衡塗などの、郷土の文化を知ることができたこと。
そしてそれをお友達のお父さんに、教えてもらえたこと。
本当に素晴らしい時間となりました。

＊当日の様子は胆江日日新聞様、水沢テレビ様にも取材いただきました。